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作品展のご案内




3月12日日曜日から3月26日日曜日までもりおか歴史文化館にて南部鉄器展2022
が開催されます。

南部鉄器協同組合に加盟する工房の職人たちが腕によりをかけた作品を一挙展示。

また作者のコメントや工房代表者の審査などもあり非常に見応えのある内容となっております。

今の南部鉄器を紡ぐ錚々たるメンバーの作品です。

ぜひご覧ください。

年始も色々と

あけましておめでとうございます。


昨年はおかげさまで非常に多くのご注文をいただき

独立以来一番忙しい年となりました。

ありがとうございました。



その反面、製造計画の見通しの甘さから納期の遅れや製造漏れといったミスもありまして

お取引各社へ多大なご迷惑をお掛けいたしました。



なので今年の目標は製造計画や納期設定の見直しです。

また新作の販売や月光シリーズのリメイクといった

新しい挑戦も疎かにせず粉骨砕身努力して参ります。



まずは現在納品が遅れている注文分を1月2月3月で帳尻合わせしようと

昨日からバリバリ中子作りしております。



休みたい気持ちもあるんですけどね、

休む暇が無いほど忙しいのもまた幸せなことです。

年末なので色々と

⭐︎締め吹き



今日は今年最後の鋳込みへ。

昨日からの雪が圧雪されて路面はガタガタ、

気をつけて運転したのですが鋳型がズレてしまい

1個失敗してました。

よりによって注文が溜まってるひびき2.0ℓの失敗は痛い…

新作うららは今回も上手く出来ており

こちらは正式販売へ向けて順調に在庫を増やしております。


⭐︎御礼

日本民藝館展でうららを購入してくださったお客様より

ブログへ嬉しいコメントをいただきました。

非公開設定になっておりましたので公開はいたしませんが

この度はご購入ありがとうございました!

お使いいただく上で何か分からない事、困った事がございましたら

お気軽にご連絡ください。


⭐︎納期について

現在予定より半月から1ヶ月ぐらい納品が遅れております。

ご注文いただいているお客様、取扱店様へはご迷惑をおかけしており大変恐縮ですが

休まずに一人フル稼働で作っておりますので

どうかご容赦ください。


⭐︎価格改定

原材料費の高騰により1月1日より価格改定いたします。

まちまちですが10%から15%ぐらいの値上げになりますので

購入を検討されている方はお早めにご注文ください。

年内にご注文いただいた分は現在の価格にてお納めいたします。

よろしくお願いいたします。


⭐︎年末年始の営業

年末年始は休みたいです!

…が、納品が遅れてるので仕事します。

31日1日は休みますが

その他は作業してますのでご用の方はご連絡ください。



そんなこんなで今年も大変お世話になりました。

来年も良い仕事がたくさん出来ますよう努めて参りますので

何卒ご贔屓に。

結果発表




前投稿と同じ写真で恐縮です。

「2022年度日本民藝館展ー新作工藝公募展ー」

に出品しました鉄瓶うらら

入選の通知をいただきました。

ありがとうございます。

ホッとしております。


元のデザインが鉄瓶らしくないラインでしたので

意識して鉄瓶らしい記号を取り込んだのですが

(ここ個人的には上手くいったと感じてるのですが…)

そこがマッチしてないと取られかねない点や、

また鉄瓶としては小さめでしたので

初見で鉄瓶なのか急須なのか分かりづらい点など

正直不安も多々ありました。

ですが入選ということは展の主旨に沿ったモノだ、と

自分のものづくりの方向や審美眼を肯定してもらった気がして

大変喜ばしく心強いです。


自分の作品や商品を自分自身が「良いモノ」と言うのは

値段を付けて売っている以上そう言わなければならない責任がありますが

それだけだと価値の説得力に欠くのではないでしょうか。

公募展に出品して審査員に評価していただいたり

また取り扱ってくれるお店を増やしたり、と

自分自身だけではなく共に「良い」と声を上げてくれる味方を増やす事こそ

価値の説得力を高め消費者に安心して購入していただくための

作り手がすべき努力だと考えております。


新たな作品を生み出すのはなかなか苦労しますが

今後も続けて民藝館展に出品する所存です。

精進します。

新作!

2022年の新作「鉄瓶うらら0.7ℓ」です。



今回のテーマは「小さい鉄瓶」です。

大きいものをそのまま小さくリサイズすると

注ぎ口やフタ、ツマミが実用的でなくなることがありますし、

それらだけ実用的な大きさにすると全体がアンバランスな醜さになるのは

数多く作ってきた中で感じていました。

なので「このサイズで成立する一体感のある形」を念頭においてデザインしております。



常々鉄瓶の美の要は注ぎ口と鉉にあると考えております。

この注ぎ口も非常に時間をかけて原型を作りました。

袋の張り出しを抑えつつ根本を大きくすることで本体との一体感を、

また出口も狭めずにある程度の太さにして太くも細くも注げるよう作りました。

大きめな注ぎ口はともすれば全体のバランスを崩す可能性もありましたが

この小さいサイズだからこその用と美の整合が取れたと感じております。



注ぎ口は上記の通り太さの面で少し冒険しましたが

鉉は鉄瓶らしく動かないタイプの鉉になっています。

可動式の横に倒れる鉉は外れや緩みへの信頼性に欠くと判断し非可動にしました。

また全体に目立つ部分を作らなかったので鉉も無理のないラインのシンプルな丸ムク鉉になってます。



フタとツマミもよく目につく部分ですので全体の馴染みに留意しつつ実用性、生産性を損なわないよう作りました。

図面ではもっと古風な形のフタでしたが、ツマミがモダンなので急遽「うたかたシリーズ」に似た形に変えました。

その判断は悪くなかったと思うのですが、本来ならそこまで考えた図面を書くべきなのでしょうね。

まだまだ未熟者です。



ちょっと沸かすのにちょうど良い小サイズです。

冬場はもちろんの事、猛暑時の外気と冷房の気温差で

ダルくなった時も身体の中から温める一杯によろしいかと思います。

うららかな春の陽の暖かさをぜひ召し上がりください。



なんてもう商品になったかのように書いてますが

まだ生産体制が整ってなくてですね、

まずは例によって今年の日本民藝館展に出品です。

どうしても!どうしても最速で欲しいんだ!という奇特な方は

館展で3個限定32,000円(税抜)で買えます。…入選すればですけど。

あとは生産体制が整うまでお待ちください。
プロフィール

げん

Author:げん
鉄瓶を作ってます。
南部鉄瓶紅蓮堂web

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